就活の面接に受からない2つのパターン別に面接対策について教えます
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就活の面接に受からないと悩んでいますか?
実は、「面接に受からない理由」には大きく分けて2パターンあって、根本的な見直しが必要な場合と、全く落ち込む必要はない場合があります。
私は、以前、人事部で働いていた時に、面接にやってきた方の情報管理や面接会場への案内役を任されていたことがあります。集団面接では、会場内に同席していました。そんな中で、沢山の「面接を受ける人」を見てくると、「採用される人」というのが、分かるようになりました。
面接は、「一目見ただけで、合格するかどうかすでに決まっている」という人もいますが、まさにその通りで、面接に受かる・受からないには、はっきりとした違いがあることに気づいたのです。
この経験をもとに、面接に受からないと悩んでいる人の面接対策についてまとめてみました。
Contents
面接に受からない理由
面接に受からない理由ははっきりしています。「社会人として駄目な要素がある」もしくは、「うちの会社に合わない」このどちらかです。
必要なスキルやだいたいの適正は、書類審査でチェックできます。そこを通過できたのであれば、ふるまい・考え方・人間性などが面接で審査されるのです。
「社会人として駄目な要素がある」ことが理由で、面接に受からない場合は、面接の基礎を身につけることからはじめて、なぜ働くのか?将来どうしたいのか?自分は何ができるのか?などを根本から見直す必要があるでしょう。
面接での振る舞いは、心の表れでもあるので、大人の行動がとれていないということは、考え方がまだ幼稚であることが原因だからです。
この場合、運よくどこかに入社できたとしても、大きな挫折をしてハッと気づけるか?もしくは、一生大人の考え方ができずに、そこから転落人生になるのか?というところでしょう。
そうならないためには、今、就職するということについて、しっかりと考えたほうがよいです。
「気づき」というのは、一人で考えていてもなかなか分からないことなので、先輩から話を聞いたり、就活アドバイザーに相談するのが一般的です。
とにかく、社会人の人とふれあって、今の自分と違う価値観に触れてみることをおすすめします。
人生の先輩たちから学ぶと、過去の自分の何が駄目だったのかが、よくわかり、行動を改めようと思える日がくるでしょう。
面接に受からないもう一つの理由の「うちの会社に合わない」が原因の場合、気にせずに数をこなせばよいだけのケースと、志望先を変えた方がいいケースがあります。
この二つのケース見分け方は、面接をしたときに、あなた自身がどう感じたか?です。
社内の雰囲気があまりよくないと感じたようであれば、お互いに相性が悪かったということなので、別の会社を探せばよいでしょう。このケース場合、あなた自身、面接に受からなかったことをそれほど悩んでいないのではないでしょうか。
「面接に受かったとしても、あの会社で働くのはちょっと・・・」という気持ちがあるならば、本気で、自分の働きたい会社探しをはじめましょう。
逆に、すごく入社したいと思ったのに、面接で落とされてしまったようであれば、会社側から見て、あなたのタイプが合わないことが考えられます。
この場合、似た様な会社にアプローチしても、同様に合格しないことが考えられるので、志望動機などを見直して、自分にとって、どのような会社が合うのかを考え直す必要があります。
いずれにしても、会社と人材のミスマッチですね。
面接に落とされると、人間性を否定されたような気がしてショックを受けるものです。
でも、このように、ちゃんと理由があるものなので、それを、面接対策として学びに変えていけるのが理想的です。
辛いこともありますが、ひとつひとつクリアしていけば、必ず道は開けます。
それでは、具体的な面接対策についてみていきましょう。
面接の基礎ができていない場合
社会人として駄目だとみられる人とは、面接の基本的な振る舞いができていないことが問題点です。
例えば、会社に到着して、面接に来た旨を伝えて、面接の順番を待っているまでの所作について、恐る恐る会社の入り口をのぞき込んで、「面接ですか?」と言われるまでウジウジしていて、座ってお待ちくださいと伝えているのに、勝手にトイレに行ったり、カバンをゴソゴソしていたり・・・。
こういう人は、大抵、面接で落とされます。
場慣れしていないということもあると思いますが、社会に出て集団の中に入ったときに、悪目立ちしてしまうタイプの人は、基本的な振る舞いについて気を付ける必要があるかもしれません。
面接の基礎は、きちんと理解して練習をすれば、誰でも身に着けることができます。ポイントは以下です。
見た目・身だしなみを整えているか?
見た目の印象が一般的な社会人らしくあり、身だしなみが整っていることは必要最低限の必須事項です。
具体的なチェックポイントは、就活関連の冊子やサイトなどにもよく書かれていますが、例えば以下のような点です。
- 清潔感のある髪型をしている(前髪が目にかかっていない・ふけがない等)
- 手の爪が切りそろえられている
- 背筋が伸びていて姿勢がよい
- スーツやシャツに汚れがなく、きちんと洗濯・クリーニングされている
- スーツ、靴、カバンなどの持ち物が華美でなく、ビジネスシーンにあっている
- ドアのノックの仕方やお辞儀の仕方が身についている
明るい雰囲気がるか?
根暗な性格が悪ということはありませんが、人と対面する時は、ある程度の明るさが必要です。
面接は、人に自分を見てもらう機会なので、相手を拒絶するような暗い雰囲気はよくないです。
質問に対する返答をするときも、小さな声でもごもごと話していては何を言っているのかつ変わりません。聞き取りやすいように、明るくハキハキとしているほうが印象がよくなります。
相手の目を見て話すということも、基本中の基本です。少しにこやかな表情ができるくらいの余裕があるといいですね。
面接は、会話のキャッチボールですから、無表情ではなく、気持ちが伝わるように表情をつけることも大切です。
また、みずから「働きたい!」と応募しているのですかが、主体性が感じられないのもおかしいですね。
聞かれたことにただ答えて黙って帰るだけでは、本当に働きたいようには感じられません。
準備が足りているか?
面接で聞かれることを想定して準備をしておくことも重要です。
なにも準備せずに面接に臨んでいるということは、「本気でこの会社に入りたいとは思っていない」というように受けとられます。
志望動機や自己分析に対する答えをとってみても、準備したことを一生懸命伝えようとしていることが分かれば、多少しどろもどろになったとしても問題はありません。熱意は伝わるものです。
ただし、丸暗記したことをつっかえないように言おうとするのとは違います。
暗記回答は、確かに、準備はしているのですが、目的がちょっとずれているのです。
面接は学芸会ではなく、会話をする場です。スラスラと言えるかどうかを試されているわけではないので、セリフを読み上げるように言葉に出しても意味がありません。
会社は、あなたの暗記力を確かめたいのではなく、どのような人であるのかを知りたいのです。
考えをまとめておく準備は必要ですが、面接時の会話の流れの中で、その時思っていることを自分の言葉で話せる必要があります。
面接を受けた会社とミスマッチの場合
会社はいろんな人の集まっている団体です。友達グループやサークルなどと同じで、その集団ごとにカラーがあります。
野心家が多い、心の優しい人が多い、明るくてひょうきんな人が多い等々。全員が同じタイプの人間ばかりということではないのですが、なんとなく合う・合わないというものができてくるのです。
なので、「悪い人じゃないけど、うちの会社には合わないタイプだね」という理由で、面接に受からないことがあります。
これは、理不尽なようでいて、実は、とても理にかなっています。
会社の一員になるということは、組織の中で立ち回る必要がありますが、なんとなく合わないけれど入社してしまった場合、遅かれ早かれ、自分が苦しくなるからです。
合わない集団の中に入ってしまうと、納得のいかない指示に従わなければならなかったり、自分の意見が全く通じなかったり、共感しあって仲間となる人を見つけられなかったりします。
そんな苦しい環境の中で、働き続けることは難しいでしょう。すぐに退職することは、本人にとっても辛いことですが、会社にとっても無駄な経費になるので、避けたいことです。
つまり、こういうミスマッチを防ぐために、就活の面接では印象やフィーリングも重視されているのです。
当然ですが、これは、面接を受ける人に落ち度があるわけではありません。そういう人を欲しいと思う会社もたくさんあるので、希望する会社を間違えているだけなのです。
この場合、面接に受からなかったからといって、落ち込む必要はありません。
「こういう会社は自分には合わないのだな」ということが見つかったので、別の会社を探せばいいだけです。
なので、必要なのは、志望先の見直しをしたり、求人情報の探し方を変えたりすることです。
同じやり方で、同じような企業に挑戦しても、受からない可能性が高いです。
業界を変えなくても、社風の違う企業に探してみることもよいでしょう。
このような具体的な悩みは、業界情報に詳しい、就活アドバイザーなどを頼るのもいいですね。
自分のむいていることを再確認して、「自分に合う企業・自分が求められる企業」に応募できれば、相思相愛になれます。そうすれば、面接は、楽しい雰囲気で突破できるでしょう。
書類審査を通ったことのある人であれば、必ず、あなたを求めている会社はあるはずです。
面接をクリアするには企業選びが大事なので、頑張ってくださいね。
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