諦める力の大切さ!諦める事&手放すモノ『あきらめる必要性と上手にあきらめる為の3つのポイント』
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私は、不要なものは手放すというミニマリストの考え方を取り入れて、一通りの持ち物を見直した後、 自分の本当に好きなものや本当にやりたい事はなんだろうか?等と心の中の見直しも進めてきました。
不要な持ち物を減らしていく過程では、「手放しました!」と言って、 使い古したモノを捨てたり、まだ使えるならば人にあげたり・メルカリで売ったりしてきたのですが、 モノではなく、心の中の考えや日々の行動を整理したい場合、 本を読んだり、考えを紙に書き出したりで、グルグルと思考を働かしても、 すっきりと気持ちの整理がつく感覚を得られずにいたんです。
そんな中で、最近、たまたま手に取って読んだのが、森博嗣さんの「諦めの価値」という本でして、 この本を読んで、「考え方や行動」を手放す事について、すごくしっくりとくる言葉を見つけました。
それが、「あきらめる」です。
考えや行動はただ「やめる」だけでなく、しっかりと「あきらめること」。
それが私に足りていなかったことだと気づきまして、今日は、「あきらめる」について深堀してみました。
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諦めるとは?言葉の持つイメージ
それではさっそく、まずは、「諦める」という言葉の持っているイメージにつきまして。
「諦める」というと、負け犬とか、何をやってもダメで何も成し遂げられないとか、根気がないとか、飽き性とか、 ネガティブな言葉が思い浮かぶ人が多いかと思います。
諦めずに続ける事が素晴らしくて、成功者はみんな諦めなかったから成功できた。
つまり、あきらめたら成功者にはなれない。一生うだつが上がらないという考え方が一般的です。
でも、これはまったく偏ったものの見方で、 「成功者は、別の目的や別の方法など、 たくさんの事を諦めて、ある一つの事に成功しているのだから、あきらめる事は悪い事ではない。」 というのがこの本に書かれている事でした。
この本は、私にとって、共感する部分がとても多く、ミニマリスト的な考え方を好む人や 生活スタイルや行動や人生において何をするのか?という事も、持ち物と同様に厳選してすっきりさせ、自分らしく生きたいという人には 参考になることがある本だと思います。
興味がある方はぜひ、本書を読んでいただければと思いますが、今回は、ミニマリストらしく、 「モノを手放す」ことと比較しながら、「あきらめる必要性と上手にあきらめる為の3つのポイント」 について、本書から影響を受けて共感した事を踏まえて、私なりに考えをまとめてみました。
上手に諦める3つのポイント
まず、あきらめる必要性についてですが、持ち物を減らして、すっきりと、自分の好きなものや必要で使っているものだけにしたいなら とりあえず、あまり気に入っていなくて使っていないものや古くなって使えないものを捨てないと、収納の空きスペースができませんよね。
モノを置いておく場所は有限だからです。
それと同じように、今やっている事を、すっきりと、楽しく、自分の目指す理想や幸せに向かった行動をしていきたいなら 継続しても思った通りの成果が得られなさそうな事やストレスになる事などは、諦めないと、取り組む余裕ができません。
心のキャパシティや時間は有限だからです。
それなのに、あきらめるのは悪い事だから、なんとか今のままがんばろうと現状維持を続けていると、 いつまでも今より幸せにはなれず、同じような日々が続くでしょう。
まぁ、そういう生き方もありで、現状維持だって悪い事ではないですし、 もしかしたら、風向きが変わって成功できる事もあるかもしれません。
人生には、運とかタイミングの要素も大いにはたらきます。
でも、より確実に、自分にとって満足度が高い人生にしたいならば、 上手にあきらめて行動するのがよいかと思います。
そして、そのためのポイントは次の3つです。
一つ目は、目的を明確にする
二つ目は、やりつくす
三つめは、こだわらない
です。
それぞれについて説明しますね。
目的を明確にする
まず、上手にあきらめるポイント一つ目「目的を明確にする」についてですが、 これは、「諦めの価値」の本の中でも、何を諦めるのかについて様々な考察がなされていました。
人を諦める
方法を諦める
環境を諦める等
何を諦めるのかはっきりさせるには、諦めないもの。つまり、本質的な目的を明確にする必要があります。
例えば、youtube投稿をしている目的が お金を稼ぐことなのか?動画制作をしたいのか?youtuberという職業を極めたいのか?目的が違えば、 諦めた方がいい事とやるべき事が、変わってきます。
やりつくす
そして、上手にあきらめるポイント二つ目「やりつくす」についてですが、 これはよく、夢とか好きな人について、「諦めきれない」とグズグズ悩んでいる人が多くて そういう人について森博嗣さんは、「諦めるに値するだけの行動をしたのか?」と問いかけています。
ちょっと耳が痛い言葉だと感じる人も多いのではないでしょうか。
できることをやりつくしていないと、まだ挽回のチャンスがあるかもしれないと、未練がましくなり、諦めきれなくなってしまうんですよね。
こういう時って、結局、本当に目的を達成したいんじゃなくて、 夢を見続けていたいだけなんですよね。
本気度が足りないというか、今の現状に不満はあるけど便利とか楽だとかなんとか生活はできてる等のいい面もあって、 夢がかなわなくても現状で満足しちゃっている。
本当に絶対に叶えたい目的なら、四の五の言うまでもなく、いち早く行動しちゃって、 すこしでも目標に近づくことが嬉しいから、行動することが楽しくて、どんなに困難にみえる行動も、辛いと感じないのかもしれません。
とはいえ、行動するとは難しい事ばかりではなく、 自分一人で考えて、比較検討したり、メリットデメリットを書き出したり、ということも行動ですから。
簡単そうなことから手をつけて、できる事を少しずつ広げていけば、そんなに負担は感じないでしょう。
自分なりに100%の力を出し切れれば、 未練なくすっきりとあきらめて、軽やかに次へすすめそうです。
まぁ、100%やり切ることは難しくても、それなりに出来る限りの事はやって、自分なりにじっくりと考えて 過去は振り返らないと重い決断をすれば、「やりつくした」と言えるかと思います。
こだわらない
そして、上手にあきらめるポイント三つ目「こだわらない」についてですが 持ち物を手放すときも、必要になったらまた買えばいいですし、 5年後は、自分の状況や考え方は今とは違うものになっていて、違う判断をするとしてもおかしくないという 柔軟な考え方をするとうまくいく場合があります。
ミニマリストと名乗る事や、モノの数にこだわりすぎると 手段が目的化し、自分を見失ってしまいがちです。
なので、私は、「どっちでもいい。なんでもいい。」とこだわらない事が、 本当の意味での手放す事かな?と思うようになってきていました。
これと同様に、ある事を諦めたとしても、 「やりたくなったらまたやってみてもいい」というスタンスでいるのは良い考え方の一つだと思います。
諦める決断をしたなら、別のやると決めたことに集中し、そちらに全力を尽くすことが大切です。
ですが、余暇だったり、趣味だったり、諦める事の対象によって向き合い方は変わってくるにせよ、 絶対にやらないとか、頭の中から消し去る!なんで事まではしなくてもよいでしょう。
諦めると決めると、失うものが惜して、寂しさや無念な気持ちが湧き上がってくるかもしれません。
そんな時、「またやってもいいし、とりあえず今は、しばらく辞めるだけ」という気持ちでいれば、諦める勇気がもてそうです。
また、大事なのは最終目的なので、 叶えたい事を明確にすれば、諦めたくない気持ちは、緩んだり変化していくのではないでしょうか。
諦めるという言葉の響きには、ネガティブな印象こそありますが、 諦める事は、自分の人生の目的である「やりたい事や叶えたい夢」を実現させるために、 より的確で実現可能性が高い選択をするという、とても前向きな判断だと思います。
上手にあきらめる事ができれば、 心がモヤモヤしたり、集中できないという無駄を省けて、 限られた資源である「時間や心のキャパシティ」を 実現したい自分の人生の目的のために、より集中させられます。
これによって、結果として、より大きくて、より多くの夢が叶えられ 人生を一層幸せで豊かなものにすることができるでしょう。