【自己矛盾】矛盾を愛する・受け入れる／自己矛盾はあってもいいのか？ミニマリストの自己矛盾
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持ち物を選ぶ判断基準って、矛盾があってはいけないと思っていますか？
特に、なるべく少ないもので暮らしたい「ミニマリスト」という生活スタイルを好んでいると、一旦、モノを減らしたならば物を増やしてはいけないとか、 同じ様な用途のものを持つのは過剰だとか、 無駄があってはスマートではないとか・・・ そんなことをしたら、過去の自分の考えとは矛盾してしまうと考えがちです。
また、欲しいものがあっても、モノが増えるから欲しくない・・・という矛盾した気持ちに悩まされたりもします。
そこで今日は、私も自分の中に抱えている「自己矛盾」についてまとめてみました。
Contents
矛盾はあって当たり前
結論から言うと、矛盾はあってもいい。あって当たり前だと私は考えています。
社会とか世の中だって矛盾だらけですよね。
年金や社会保障のしくみとか、正直者が馬鹿を見るとか、男女差別や学歴社会、見た目や持ち物で人を判断されるとか・・・つじつまが合っていない事って多いです。
また、悪意はなくてちゃんとやろうとしても、自分の考えが変わった為、以前と言っていたことが違ってしまうという矛盾もあります。
でも、人って色々な影響を受けて考え方が変わって成長していきますから、矛盾がうまれるのは仕方がない事ですよね。
あまりにも矛盾してると信用をなくす可能性
まぁ、考え方や行動がコロコロ変わって信用を無くすとか、周りを巻き込んで混乱させるというのはよくないですが、矛盾することそれ自体は悪い事ではないと思います。
矛盾するのはよくないからと、無理やり自分の気持ちを押し込めて統一感を出そうとする方が無理があったりします。
それに、何もかも完璧に意志を貫く事ってほぼ不可能という場合がほとんどの様にも思います。
矛盾している考え方？・・・ヴィーガン
例えば私は、シンプルな暮らし方を実践していく中で、ヴィーガンについて興味を持ったのですが、 動物の肉を食べる事に嫌悪感を感じる一方で、 焼肉やハンバーグを食べたくなる事はあるし、レザー製品は好きだし、 鶏肉や魚は食べていいのか？卵はどうなのか？と考え出したら、どこで線引きをするのが最適解なのか分からなくなるし、 これはもう、矛盾だらけで、一本筋を通すことって無理だな・・・という考えに至りました。
結局、その時々で自分で考えて選択するしかないんですよね。
ヴィーガンについては、今のところ私は、色々な思いはあるものの、世の中に一般的に供給されているものは、必要だと思ったら、感謝して利用することにしています。
なんだかんだ言って、自分の都合で欲しいものは手に入れる・・・矛盾だらけですよね。
矛盾しているなりの誠意の示し方
ただし、自分なりに考えることを放棄して、 「まぁいいや、食べちゃえとか、買っちゃえ」ではなく、矛盾しているけれどどうしても欲しい。 これこれこういう理由で例外的にこれは手に入れよう。 そういう気持ちがある事をしっかりと認識して、一つ一つの決断をすることが大切ではないかなと思います。
人間って矛盾してるものだけど、 そうすることが、せめてもの誠意で、 分からないなりにも考えたり意識したりして選択していく事で、ぼんやりとした自分という形も、作られていくのではないでしょうか。
変化して成長していくのだから、自分って、そういった「あいまいな形」にしかなれない。 矛盾をなくして完璧を目指すんじゃなくて、矛盾を受け入れて、自分らしさを模索していけるとよいなぁと思っています。
ミニマリストの矛盾
それから、ミニマリストとして、「欲しいものがあっても、モノが増えるから欲しくない・・・」という矛盾については、 こんな考え方に縛られるのはよくない！と。
欲しいものがあるなら、よく考えて、それでも本当に欲しければ手に入れた方がよいと思っています。
所有して使ってみないと分からない事。感じられない気持ちってあります。
欲しいと思う気持ちも、人と人との出会いのような一期一会の大事な気持ちです。
所有するという事は、人生において大事な経験の一つでもあります。
なので、厳選して少ないもので暮らすことばかりに重きを置く事は、別の大事な事を失う事でもあるのではないでしょうか。
矛盾を受け入れて生きていく
モノを増やしてみて使いながら一番いいもの1つに絞っていく事もできますし、本当に好きなものって、色々試してみて初めて分かる事でもあったりします。
この意味では、あまり若い時から少ないものしか使わないという生活をするのもデメリットが大きいかもしれません。
とはいいつつ、私の好みとしては、やっぱり物が少ないとか、シンプルですっきりしているのが好き。だったりしまして・・・結局、「自分も世の中も矛盾だらけ。」
まぁ、そう思えば、楽に生きられるので、矛盾を抱えながら、考えて選んでいくしかないという、悩ましい日々です。
