フリーターの平均貯金額はいくら?貯金を気にするならフリーター辞めなさい
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フリーターで働きながら少しずつ貯金をしているけれど平均貯金額に比べると少ないのかなぁ?フリーターでも貯金がしながら人並みに生活していけるのだろうか?などと、貯金額のことが気になっていますか?
貯金があると安心できるし、大きな買い物もできるし・・・貯金したいですよね。
でも、お金を稼いでなおかつ貯金をすることって、簡単ではありません。楽にできるなら、みんな平均貯金額なんて気にしませんよね。
収入をあげたいと思っているから、バイトを増やしているんだっ!・・・なんて声が聞こえてきそうですが、本当にそれで大丈夫でしょうか?
フリーターの平均貯金額はいくら?
厚生労働省が発表した「所得金額階級別にみた貯蓄の有無」に関するデータによると、所得が100~300万円の人は、貯金がない人が25.6%・100万円未満が12.6%・100~300万円が13.8%・300~500万円が7.9%・500~1000万円が12.0%・1000万円以上が18.3%で残りが貯金額が不詳となっています。
所得金額階級別にみた貯蓄の有無 貯蓄額階級別世帯数の構成割合 厚生労働省大臣官房統計情報部
上記の表から一部を抜粋して表に組みなおしてみました。
【所得金額別の貯金額の表】貯金額 | 年収100万円未満 | 100~300万円 | 300~500万円 |
---|---|---|---|
貯蓄がない | 34.3% | 25.6% | 15.8% |
100万円未満 | 17.0% | 12.6% | 9.3% |
100~300万円 | 11.6% | 13.8% | 15.7% |
300~500万円 | 6.2% | 7.9% | 9.6% |
500~1000万円 | 7.5% | 12.0% | 15.1% |
1000万円以上 | 11.0% | 18.3% | 26.1% |
貯蓄額不詳 | 5.1% | 4.1% | 3.8% |
不詳 | 7.2% | 5.6% | 4.7% |
フリーターの年収の多くが300万円未満なので、年間所得額が100~300万円の階級に当てはまるフリーターが多いですが、この階級には、かつては正社員として働いていて年収がもっと高かったけれど今はアルバイトとして働いているのが年収が300万円未満になっている人も含まれます。
なので、ずっと年収300万円未満の収入で1000万円以上の貯金をできるかどうかはこの統計数字からは読み取れないので注意が必要です。
注目したいのは、所得が300万円以上と以下を比べると、貯金が全くない人と貯金が1000万円以上ある人の割合が大きく変わることです。
収入が少し増えてもその分使ってしまう傾向はどんな人にもありますが、しっかりと貯金をして生活をしていくことができる所得の目安の一つが、年収300万円~500万円ということは言えるでしょう。
ここから分かることは、「フリーターの収入では貯金をするのは難しい」ということです。
平均貯金額や他人の貯金額を気にしても無意味な訳
平均貯金額というのは、様々な貯金額の人の合計を人数で割った平均値なので、中央値ではありません。対象の中に一人だけ貯金がものすごく多い人がいると簡単に数値が変わってきます。
実際の貯金額は、かなりばらけているので、平均貯金額より多いとか少ないとかを気にしても、自分より貯金が多い人(少ない人)が大多数かもしれないのです。
それに、人によって必要なお金の金額が異なります。
親が土地をマンションを持っているので住むところには一生困らない人もいます。家族全員が大食いでどうしても食費がかかってしまう人もいるでしょう。
マイホームが欲しい・子供は3人は欲しい・都心に住みたいなど人それぞれの人生でやりたいことは違います。
大事なのは、自分にとって必要な貯金額を把握して、必要な収入を確保することです。
でも、いずれにしても、フリーターの収入では満足な貯金を作ることは難しいでしょう。
貯金の心配が少なくて済むようなレベルの資産家は親のコネで会社員になったり、会社を継いだりするような人です。
普通のフリーターで、それなりに人生のやりたいことがあるならば、平均貯金額以上の貯金は欲しいところです。
貯金をしたいならフリーターになるべきではない
「もっと貯金額を増やしたいなぁ・・・」そう思っているなら、フリーターとして働く事は間違っています。
フリーターは貯金をするのに適した働き方ではないからです。
フリーターは、基本的な収入(時給)も低いし、不安定要素が多すぎます。
頑張って節約生活をしてちょっと貯金ができたとしても、病気をしたり、職場でうまくいかないことがあったりすると、すぐに仕事を失う危険性があります。
すると、たちまち貯金を切り崩す羽目に・・・。
フリーターを続けている限り、貯金ができてもドカンと出費があって・・・の繰り返しです。フリーターをしてまとまった貯金を作ることはかなりの努力と運が必要でしょう。
しっかりと貯金をする方法とは?
しっかりと貯金をするならば、安定性と将来性のある働き方をしなけれなりません。
その働き方とは、フリーターではなく正社員として就職して働くということです。
正社員になれば、すぐに首を切られることはありません。
また、仕事のスキルを上げていくとことが求められますが、「頑張れば、会社の中でずっと働くポジションがある」ということです。
歳をとったら若いアルバイトに仕事を奪われるフリーターとは訳が違いますね。
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それに、正社員には有給休暇があるので、自己都合で休まなければいけないことがあっても、直ちに給料が減るわけではありません。
厚生年金に入れることや健康保険料を会社も負担してくれることなど、フリーターよりも優遇されている点はたくさんあります。
小さなことの積み重ねで貯金額が大きく変わってくるのです。
平均貯金額以上に貯金をしようと思ったら、しっかりと働いて稼ぐことは、フリーターでも正社員でも同じです。
同じ働くなら、より貯金がたまりやすい働き方の方がいいですよね。
今や、人手不足で正社員になることはそれほど難しくありません。スキルを磨いていけば転職をしてどんどん収入を上げることも可能です。
節約をしても貯金にい反映されるのは毎月数十円・数千円単位ですが、正社員になれば、数万円・数十万円と貯金を殖やすこともできます。
稼げるようになると平均貯金額が全然少ないことに気づくでしょう。貯金体質になれれば貯金はどんどん貯められるのです。
ほんの少し貯金ができても、大きな安心感は得られません。平均貯金額を上回る貯金ができてくると、娯楽費に回せるお金が増えたり、もしもの備えができたりと、人生に余裕が生まれるのです。
しっかりと貯金をしたいなら、まずは正社員を目指しましょう。
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